第1章 江戸川乱歩/名探偵の独占欲
「ら…乱歩、さん…?」
不安と恐怖が混ざったような表情のキミを見下ろす。
か細い腕がボクを退かそうとしてるみたいだけど
ー逃がさない
ボクだけのモノにしたい。
「あの…乱歩さ……っん!?」
噛み付くようなキスをして
彼女の言葉を遮る
「ふ…ぁ…んんっ…」
酸素を求めて少し唇を開いた隙に口内に侵入し
逃げる彼女の舌を捕らえて絡めれば
甘い声が漏れた
苦しそうな彼女を開放すると
肩で息をする彼女の微かに濡れた瞳がボクを高揚させる
もっと、触れたい。
乱れた呼吸が整わないのをお構いなしに
彼女の細い首筋にキスを落とす
わざと跡が付くように強く、強く
赤くなったそれを見ると
満足感で満たされていく
まるでキミがボクだけのものであるような
そんな特別感
弱々しく抵抗してくる腕を掴んで上に纏めて
シャツのボタンを外していくと
清楚な彼女によくお似合いの下着が姿を現した
「可愛い」
「や…見な、いで…///」
恥ずかしがる仕草が余計にボクを煽る
全部脱がすのが勿体なくて
ブラをずらして膨らみを触わった
柔らかくて凄く気持ちいい
たまに先っぽを弾けば
「ひゃあ///」
と可愛い声を上げて身体を震わせる
「や…だめ、あぁ///」
「だめ、じゃないよね?」
口に含んで、吸ったり、転がしたり
たまに甘噛みしてみたり
その度に震えながら甘く喘ぐ姿が
たまらなく愛しい
「もっと、鳴いて見せて?」
「や…乱歩、さん…」
その時
彼女から大粒の涙が零れるのを見て
ハッと我に還った
違う。
ボクはこんなことをしたかった訳じゃない。
ボクは、ただ、キミと…