第6章 森鴎外/学術的興味
彼は先程まで握っていた道具のスイッチを切り、
その辺に転がした。
そのあとメスで下着まで切り、私から剥がしていく。
もう制止する気力も無かった。
「凄いねぇ。甘い密が溢れて大洪水だよ?」
「はぁ…はぁっ、は…」
「泣く程に気持ち良かった?」
そう言って眼から零れるそれを舐め取られる。
少し触れられただけでも反応してくる身体がまるで自分のものではないみたいだ。
無意識に身体が跳ねる。
「じゃあ次はこれね♪」
彼はまた歪な形をした変な道具を手にした。
さっきのモノとは別物。
用途も違うのだろうか?
「大洪水になる位だし、もう大丈夫だよね?」
「ひゃあぁん!?」
ぴちゃぴちゃと音を立てながら指を出し入れされる。
異物が入る事による違和感が気持ち悪い。
下腹部を圧迫されるようだった。
「さて、今何本入ってるか分かるかい?」
「に…ほん…?」
「正解。2本でもキツいからちょっと痛いかもしれないね。…あぁ、痛みは感じないんだったね。良かったね♪」
痛みは無くても違和感はあるのだから全く良くはない。
…と、言ってやりたいが声にならなかった。
「じゃあ挿れまーす♪」
「あっ…! あ、あぁ…や、だめ…! ぬい、て…!!」
「ダメだよ、それじゃ実験にならないからね」
ゆっくりとナカに入って来る感じが気持ち悪い。
圧迫感と違和感。
早く解放されたいのに彼は愉しそうに眺めるのみだった。
「うん、全部入ったね♪ 血が出てるけど、痛みもないからいっか。じゃあ入れるね♪」
カチッと音がして、ナカのソレが急に暴れ出した。
「やぁ…、あ、はぁっ、だめっ、あん、だめぇ…!!」
気持ち悪かったのに、徐々にゾクゾクっとした感覚になっていく。
先程の頭が真っ白になる感覚に近くなる。
「これは絶景だね。最高にイヤらしくて素敵だよ、聖子君…」
彼は無意識に動く腰を掴んで固定する。
身を捩って動くことで快感を少しでも逃そうとしていたのにそれも許されない。
「本当に美味しそうな密だねぇ。どれどれ…?」
「あぁぁん///」
バイブの上から器用に舌先でクリトリス周辺を舐められる。
「美味しいね」
舐めては吸ってを繰り返され、また私は叫びながら意識を手放してしまった。