第7章 「「俺は貴女が大好きです‼︎」」(完)
アラジン「ねぇ、華菜さん」
華菜「な、なに、アラジン……?」
アラジン「華菜さんが悩んでた理由って『LOVE』がどうとか『LIKE』がどうとかって言う理由だけじゃないんじゃないかい?」
華菜「え?」
アラジン「何て言うか……他にも理由があるんじゃないのかなって思ってね?」
そう言ったアラジンの言葉を聞いてモルさんが「そうなんですか?」なんて私に聞いて来た。
華菜「えっと、他に理由なんて……」
……ない、とは言い切れない……
だって、あるのだ……
他人からしたら『くだらない理由』に取られるかもしれないが……
私からしたら『大事な理由』が……。
そう、私にとっては『大事なこと』だったのだ……。
『皇子』と『王子』……
どちらの相手を選べば将来、『幸せな人生を送れるか』ってことが、さ……
まぁ、どちらを選んでも将来、玉の輿ではあるんだけどね……。