第4章 立ち直りの早い2人
華菜「うん……」
私は2人の言葉に頷いた。
アラジン「それで、華菜さんはどちらが好きなんだい?」
華菜「えっ、だから私は……!!」
アラジン「まぁまぁ、落ち着いて僕の言葉を最後まで聞いてよ」
華菜「う、うん」
アラジンがそう言うなら最後まで聞いてみよう。
アラジン「もし、アリババくんと白龍お兄さん、どちらかを絶対に選ばなきゃならなかったら、華菜さんはどっちを選ぶ?」
どちらかを絶対に選ばなきゃならないとしたら、か……
華菜「うーん……」
白龍くんとアリババくん、か……
選ぶの難しいよね……
だって、紅覇様とジュダルちゃん以外を選べて言われても……
私にとっては紅覇様とジュダルちゃん以外の相手は『LIKE』でしかないからなぁ……
モルジアナ「そんなに悩む事なのですか?」
華菜「だって、白龍くんもアリババくんもカッコイイから、さ……」
そう呟いた私の言葉を聞いて言い合いをしてた2人が私達の元に走って来た。