第8章 帰り道の途中で
そう思いながら歩いてたら…
<やっと1人になってくれたね?>
「ッ!!」
案の定、
私をイジメている奴らに遭遇した…。
《春野さんってバカだよね》
「……」
<学校に来ないでずっと家に居れば良かったのに>
「……」
《わざわざイジメられに戻って来るなんてね(笑)》
「何しに来たのよ…」
≪<もちろん"イジメ"に(笑)>》
本当になんなの…?
何で私がこんなことに…
「…悪いけどそんなことに付き合ってる暇は無いの、じゃあね」
そう呟き、その場を去ろうとした、
が…
<待ちなさいよ>
そう言って、1人の女子が私の腕を掴んだ。
「放して…」
<良いからこっちに来なさいよ>
「イヤよ、放して!!」
私はそう叫びながら腕を振り払う。
《会わない間に春野さん反抗的になったわね?》
「……」
《先生に何か言われたのかしら?》
「……」
<それとも何も言い返せない自分がイヤになったとか(笑)>
「違う…私は―!!」
<まぁ、理由はどうあれ無駄なことよ(笑)>
「そんなことっ!」
《あなた1人で何が出来るのかしら?》
「それは…」
《先生にも相手にしてもらえないのにさ(笑)》
「そんなことないっ!!」
《<ッ!?>》
私はそう叫んだ。