第6章 対決
「素早くて能力もそれなりにある...けど、やはり"女"ですねィ...俺に比べ"力が弱い"」
「くっ! はぁぁぁ!!!」
「おっと、危なっ!!?」
「......!」
そんな、
あたしの"とっておき"を
いとも簡単にかわすなんて......。
一体、コイツ何者なんだよ......。
「あ、そういや言ってやせんでしたけど真選組一番隊 隊長である俺は真選組の中では"一番の剣の使い手"ですぜィ?」
「!!」
コイツが"剣の使い手"......?
それじゃ......
最初からオレに
"勝ち目"なんてないじゃねーかよ......。
そんなことを頭の中で考えていた、
あたしはその隙を狙われて......
(ドンッ)
「きゃっ!!」
相手の刀の柄で
お腹に攻撃を喰らわされてしまった......。