第6章 対決
「お前に...」
「ぇ?」
「お前にオレの気持ちが解るもんか!!」
「そりゃ...解りやせんよ」
「なら、オレのことを知ったような口聞くなよ!! 鬱陶しいし、お前が居ると目障りなんだよ!!」
「......」
「頼むから...オレに関わらないでくれよ...」
「華菜..."何に"怯えてるんでィ? "何の為に"自分を偽ったりしてるんでィ?」
「ッ!!」
「華菜...」
「お前には"関係ない"...言ったって無駄なんだよ!!」
「無駄かどうかは話してみなきゃ判らないことですぜィ?」
「...判るよ...無駄なんだ...何もかも...」
「...華菜...」
「お願いだから...オレの為に死んでくれ...」
「はぁ...口で言っても無駄みたいですねィ...仕方ありやせんねィ...なら、力付くで言い聞かせるとしやす」
そう言ってお互いに刀を抜いた......
そして......
(バッ)
「はぁぁぁぁぁ!!!」
あたしは目の前に居る奴に斬りかかった、
が......
(ガキンッ)
あっさり止められてしまった......。