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Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第25章 僕らの一等賞


和が小学校に入学してから初めての運動会。

俺が子供の頃は、運動会と言ったら“秋”だったんだけどな…

最近は“春”に行われる地域が多いらしく…
和の通う学校も例外ではない。

ま、運動嫌いの和にとっては、“秋”だろうが“夏”だろうが、関係ない事なんだけどね…(;^_^A

なんたって、

「ねぇ、パパァ…、明日のお天気って晴れちゃうの?」

ってくらいだからね…(笑)

「さっき天気予報のお姉さん言ってたでしょ? 明日は“運動会日和”だって。だから、今夜はもう寝ないと…。明日頑張れないよ?」

時計に目を向けると、もう10時をとっくに過ぎている。

普段の金曜日なら、許容範囲なんだけどね…。

明日は運動会。
朝は通常通りの登校時間だ。
それに、何より俺もお弁当作りが…(;^_^A

よって、夜更かしは厳禁。

ってことで、

「はい、歯磨きしてさっさと寝なさい」

「はぁい…。あ〜あ、運動会なんてなくていいのに…」

和が不満そうな声を漏らしながら洗面所へと向かう。

その背中が、真剣に“ヤル気”の無い背中で…

「全く…、あの運動嫌いは誰に似たんだか…」

ため息と共に、思わず笑いが込み上げた。

「おやしゅみなさぁい…」

歯磨きを済ませた和が、リビングの入り口から顔だけを出した。

「うん、おやすみ」

「あ〜あ…、明日雨になんないかな…」

まだ言うか…(;^_^A

つか、明日が雨でも、予備日ってのがあるしね?(笑)

ガックリと肩を落とした和が、リビングのドアを閉めた。

さあ、俺も戦闘開始だ(ง •̀_•́)ง
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