Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第13章 遠足に行こう♪
無事(?)写真撮影が終わると、今度はまた皆で列を作って園内を回る。
勿論、俺もヤニ臭い喫煙所を出て、少し離れた場所からその後を着いて行った。
キリン、像、カバ、カンガルー…、
それぞれの檻の前で立ち止まっては、子供達から歓声が上がる。
中でもライオンの檻の前では、一際大きな声が上がって…
あれ?
和の奴、ひょっとしてライオン怖いとか?(笑)
すっかり潤くんの背中に隠れてるじゃんか(;´д`)トホホ…
動物自体は嫌いじゃないとは思うんだけどね?
あまりにも近すぎ…なのかな
実は、動物好きの俺も、この距離はちょっと怖かったりする(;^_^A
一通り園内を子供たちに(隠れて)着いて回り、ふと時計を見ると、時刻は正午を少し過ぎていた。
どおりで腹が減る筈だ…
俺はベンチに腰を降ろすと、リュックの中からおにぎりを取り出し、それを膝の上に広げた。
ラップで包んだだけのおにぎりは、リュックの中であっちへこっちへと転がったせいか、形が少々いびつになっている。
ま、味自体に問題がなければそれでいいんだけどね
俺はおにぎりを頬張りながら、子供たちに目を向けた。
皆何人かのグループに別れて、輪になってお弁当を広げている。
和は勿論、いつものメンバーと一緒だ。
そこに先生たちも加わって、実に楽しそうだ。(*´ω`)ウンウン