Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第13章 遠足に行こう♪
最寄りの駅に着いた俺は、駅のホームにあるベンチに座り、新聞を開いた。
って言っても、この新聞何日前のだ…(;^_^A
普段はまともに見ることすらしない新聞と暫くの間睨めっこをしていると、改札口の方から、それはそれは賑やかな声が聞こえてきた。
来た!
俺は帽子を目深に被り、サングラスを少しだけずらした視線を改札に向けた。
校長先生を筆頭に、2人ずつ手を繋ぎ、列を作ってホームに入って来る子供達。
「はーい、皆、電車が来るまで、しゃがんで待ちましょうね」
校長先生の隣に立って声を張り上げているのは、学年主任の“のん先生”だ。
口は悪いが、なかなか面白い先生だ、と和から聞いてる。
子供達がのん先生の号令に合わせて、その場にしゃがんだ。
各クラスの列の前には、担任が立っている。
サトくんがいる1組の前には、“みー先生”。
ちょっと天然ちゃんらしいが、憎めない先生だと、サトくんママが言ってた。ベテランの先生だ。
2組は翔くん。
翔くんのクラスの担任は、“うーちゃん先生”だ。
新任の先生で、なかなかクールだけど、時々訛りが出る、面白い先生と翔くんママが言っていた。
で、和と潤くんは3組。
担任の“ミミちゃん先生”は、とてもしっかりした先生で、元々人見知りの和も、ミミちゃん先生には、とても懐いている。
後は…、養護の“あー先生”か…
最近転んで怪我をしたらしいが…大丈夫なのか?
他にも副担任の“ベラ先生”に、特別学級の“チャー先生”も一緒だ。