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Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第82章 さま♡らぶ


「あ、ねぇ、明後日から学校なんでしょ?」

「うん。僕今年受験生だし、バイトするのは、夏休みの期間中だけって決めてたから…」

夏休みが終われば、本格的に受験シーズンが始まる。

それを思うと、気が重くなるんだけどね?

「そっか…、じゃああんまり会えなくなるね…、つか、受験生!?」

急に大きな声を上げて、さく…じゃなくて、翔くんが足を止めた。

「ってことはさ、智くん今高三ってこと?」

「そう…だけど?」

「うっそ、マジかよ…。俺、てっきり年下だとばかり思ってたよ…」

え?
何…どうゆーこと?

「え、ちょっと待って? 翔くんは今…」

「俺、高二。智くんの一個下…」

え、えええっ…!?
嘘でしょ?
僕はてっきり翔くんの方が年上だと思ってたのに…

「まあ…、恋愛すんのに歳とか関係ないし、いっか(笑)」

そうだよね。
僕も別に翔くんが年上だと思ったから好きになったわけじゃないし…

「ってことでさ、これから宜しくね、智くん?」

「あ、うん、こちらこそ…、しょ…くん」

やっぱりまだ名前で呼び合うのは、ちょっと照れくさいや…

でもいつか…
お互いに照れることなく、“くん”の付かない名前で呼び合える時が来るのかな?

もしかしたら、その瞬間はうんと先になるかもしれないけど。

だって、僕達の恋はまだ始まったばかりだから。


『さま♡らぶ』ー完ー
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