第79章 風の日はいつ？

自分でやれ…、と言いたいところだけど、キッチンをお茶浸しにされても困るから、黙って要求に答えてしまう俺は、やっぱり和に甘い(笑)

｢ねぇ、パパ？ ちゅくじつって誰が決めるの？｣

｢それは…国の偉い人達がだな、あーでもないこーでもないって相談しながらだな…｣

｢偉い人って？ ババは？ パパは偉い人じゃないの？｣

唐突かつ突飛な質問に、三度頭を抱える俺… (;^_^A

こんな時、他所の親御さん達ならどう答えるだろうか…

俺と同じように頭抱えてんだろうな(笑)

｢パパはさ、そんな偉くなんかないよ(;^_^A｣

｢そうなの？ じゃあ、ちゅくじつ作れない？｣

｢うん、無理…かな…｣

もし仮にそうだったとしても、祝日を作れるかどうか…(;^_^A

｢ふーん…パパでも無理なんだ…｣

残念だけどね…

｢じゃあ、僕が偉い人になる！｣

は、はあ？

｢僕が偉い人になって、“風の日”作るの！ そしたらパパお仕事お休みなるでしょ？｣

｢う、うん…、そうだね(笑)｣

｢よーし、ばんがるぞー！｣

意気揚揚と鼻を鳴らす和の姿なに笑いが込み上げる。

けど…、もし本当にそんなことが起きたら、凄いことだよね(笑)

｢っていうか、偉い人になりたかったら、勉強頑張らないとな？｣

今は夢を語るより、学業を優先しないとね(^_−)−☆



おわり💚💛