Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第66章 君は僕の太陽だ
「もしもし…」
『あ、起きてたんだ?』
「うん…」
待ってたから…、なんて恥ずかしくて言えないけど、きっと気付いてるよね?
って、気付かないか…
なんたって超天然の相葉ちゃんだから(笑)
『明日収録終わったらデートしようね♪』
マジで…?
嬉し過ぎるんだけど…
でもやっぱり素直に喜ぶのは苦手で…
「うん、眠くなかったらね?」
ついつい憎まれ口を叩いてしまう。
なのに、
『じゃあ、明日眠くならないように、今日は早く寝て?』
ってさ…
どんだけ優しいんだよ。
「分かった…もう寝るよ」
『うん、お休み』
相葉ちゃんから僕にくれる魔法の言葉に、僕の瞼が重くなる。
でもまだ寝るまでには至らなくて…
「ねぇ、お休みのチューは?」
電話越しでもいいから、お休みのキスだけは欲しかったりする。
僕ってばホント我儘で欲張りだと思う。
でもさ、 それって相葉ちゃんだからなんだよ?
相葉ちゃんだから、僕は…
『ふふ、ちゃんと受け取ってね? ちゅ♡』
言われなくたってちゃんと受け取るよ。
「おやすみ、(*´³`*) ㄘゅ💕」
『じゃ、明日ね?』
「うん、明日」
切れる電話…
でも不思議と寂しさは感じない。
やっぱり相葉ちゃんて太陽みたいな人だ。
たった一言で僕の胸がポワッと暖かくしてしまうんだから。
ねぇ、相葉ちゃん?
僕は口下手だから上手く言えないけどさ、
この先もずっと一緒にいよう。
君がいればきっと僕らの未来は明るくなる筈。
だって君は僕の太陽だから。
おわり💙