Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第63章 ちょっとした”おもち”です♥【赤色祭り】
「ねぇ、アレ覚えてる?」
智が思い出し笑いに肩を揺らす。
「アレってなんだよ…」
「ほら、翔くんの誕生日にさ、潤が( ´艸`)プップップッ」
俺の誕生日に潤が…?
あっ!
「アレってアレか! あの、土偶チックな自由の女神像のことか!」
あの時俺はてっきり“土偶”だと思っていた紫色の物体は、実は“自由の女神”なんだ、ってことを随分後になってから聞かされたんだっけ…
「そうそう、その“土偶”だよ。アレがさ“自由の女神”だった、って知った時の翔くんの顔ったら…( ´艸`)プップップッ」
「確かにアレはビックリだったよ。それに和の“偽札”にも参ったよ…」
和は適当な大きさに切っただけの折り紙を、本当に使えると思ってたんだよな…
「ああ、100万円ね(笑) アレも笑ったね」
「でもさ…、一番の衝撃は、智のオールヌードだったけどな?」
「えっ、で、でもアレは赤ちゃんの時の写真だし…」
「でもちゃ〜んと写ってたけど? 智の、ここ…」
「あん…(ฅωฅ*) も、もう…、翔くん…たら…」
「アレさ、まだ実家に大事に仕舞ってあるから…」
「嘘…、捨てちゃっていいのに…」
「バカ、捨てられっかよ…」
泣く程嬉しかったのに…
「皆から貰った“おもち”は、今でも俺の宝物だよ…」
きっとこれからもずっとな…
おわり♥