Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第63章 ちょっとした”おもち”です♥【赤色祭り】
あとは…、この青い巻物か…
僕は恐る恐る巻物に巻いてあった青い紐を解いて、巻物をピラッと広げた。
「ひぃっ…!」
僕は思わず椅子ごとひっくり返りそうなくらいに驚いてしまった。
だって…
だってだよ…?
青い巻物には写真のような物が貼ってあって、それは誰がどう見てもサトくんの写真で…
しかもオチ〇チン丸出しで…(//ω//)
こ、こんなの人に見られたら大変じゃないか!
僕が”へんたいさん”に思われるのはいいけど(ホントはよくないけど…)、僕のサトくんの裸が皆に見られちゃうのはもっとダメなの!
だってサトくんは僕の”こびと”なんだから、僕以外の人に裸なんて…
僕は巻物をササッと元通りに丸めると、他の箱やら封筒やらと一緒に手提げかばんの中に押し込んだ。
ふぅ~、これなら”安全地帯”だな♪
あれ?
まだ机の奥に何かあるぞ?
よく見ると、机の奥にはクシャッとなった紙が入っていて…
僕はそれを机の上で、手のひらでアイロンをかけるように伸ばした。
なになに?
『しょーくん、おたじょーびおめれと。
これはぼくたちからの、ほんの”おもち”です。
うけとってね
さとし・じゅん・かず』
僕は思わず泣きそうになった。
でも男の子が泣くのは”はかだしい”ことだ、ってパパが言ってたから、我慢した。
ホントはね、泣いちゃいそうなくらい、嬉しかったんだ…