Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第60章 なまリクII♡智の心さまリクエスト
お買い物が終わってお家に帰ると、サトくんはもう眠たそうにしていて…
でもサトくんは僕の手を離してくれないから、結局僕はサトくんのお部屋まで着いて行くことになって、なぜだかサトくんのベッドに一緒に入ることになった。
「ふふ、一緒にねんねするとあったかいね?」
「…う、うん…」
どうしよう、ドキドキ聞こえちゃうかな…
「あのね、僕ね、昨日の夜ね、全然寝れなかったの…」
「…へ、へえ…」
一緒だ、僕も全然眠れなかったもん…
「あのね、ショウくんがね、お泊まりに来るって聞いてね、ドキドキしちゃって…」
「えっ…?」
サトくんも…?
ドキドキしてたの?
「だからね…、眠たく…て…」
そっか、僕だけじゃなかったんだね、ドキドキしてたの…
だって、サトくんのポカポカのお手々から、サトくんのドキドキが伝わって来るもん…
あ、でもサトくんもドキドキしてたってことは、サトくんも病気なの?
それって大変じゃん…
でも…、サトくんと一緒なら、もし病気でも怖くないや。
そう思ったら、なんだかホッとしちゃったのかな…
気付いたら僕はサトくんと手を繋いだまま、サトくんのお母さんに起こされるまで寝ちゃってて…
それから一緒にお風呂に入って、晩ご飯を食べて…
そんなことをしていたら、あっという間に夜になってた。
「おやしゅみ、ショウくん」
「うん、おやすみサトくん」
サトくんのベッドに二人で潜って、僕達はまた手を繋いだ。
やっぱりドキドキしちゃうけど、きっとサトくんも同じだから安心だね♪
「ねぇ、サトくん? 僕たちもそのうち大人になるでしょ? その時もずっとこうしてられるといいね…」
その時は、また違うドキドキの病気になっちゃうのかなぁ?
「でも平気だよね?」
サトくんと一緒なら、ドキドキの病気なんてへっちゃらだもん♪
ね、サトくん♡
おわり♥