第59章 僕が教えて上げる

｢サトくん、バイバーイ！｣

じゅぎょーが終わって、みんながランドセルを背負って教室を出ていく。

僕はチョットだけお昼寝をしちゃったから、これから帰りの準備♪

｢サトくんまーだー？｣

ろーかでショウくんが僕を呼ぶけど、そんなに早く準備出来るわけないじゃんねぇ？

｢もーちょっと待っててー｣

ショウくんたらほんと、”ハンカチ”なんだからぁ。

｢よし、でーきた！　ショウくん、お待たせ～♪」

あれ？

｢ねぇ、カズくんとジュンくんは？」

いつもならみんなおそろいなのに…

｢ああ、ジュンが”きのぼり”らしくてさ…」

えっ、ジュンくん”木登り”してるの？

だったら僕も！

｢どこどこ？　どこで”木登り”してるの？」

こう見えて、僕も”木登り”は得意なんだ♪

｢教室…だけど？」

教室…σ(￣＾￣)？

ジュンくんの教室、木なんて生えてたっけ？

ま、いいや。

｢僕、ちょっとジュンくんの教室行ってくるね！」

ふふ、楽しみだなぁ( ´艸｀)ﾑﾌﾌ

僕ったら、スキップまでしちゃったσ(//ω//)ﾃﾍ