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Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第57章 日曜日なんて嫌いだ


「なあ、あん時の写真どうした?」

「写真? ああ、僕のお誕生日に皆で撮ったやつ?」

急に言われたって、僕だってどこにあるか…

「多分実家にあると思うけど…。なんで?」

「ん? いやさ、あん時の智、可愛かったなぁ、と思ってさ…」

突然何を言い出すかと思ったら、そうゆうこと?

ってかさあ…、

「ねぇ、あの時だけ? 僕が可愛かったのって。今は?」

返事によっては、僕拗ねちゃうんだからね?

「そうだな…、今は…」

「今は?」

ドキドキ…

「ばーか、今だって可愛いに決まってんだろ? 俺の目に映る智は、いつだって可愛いよ」

分かってるよ?

分かってるけどさ、そんなに言われちゃったら、僕…

照れるじゃん!

「つかさぁ、そろそろ出ないとな…。智、ちょっと手出して?」

何だろうと思いながらも、僕は翔くんの前に両手を差し出す。

その瞬間、僕の両手にブルーのモフモフの着いた輪っかが嵌められて…

カチンと鍵がかけられ、

「え、ちょ、ちょっと、なに、なんなの?」

突然のことに焦る僕の視界が、真っ暗になる。

「よし、行くぞ」

「い、行くって…こんな状態でどこに?」

まさか翔くん…

変なプレイに目覚めちゃったとか…?


「Wonderful Life」第3章に続く→ 
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