Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第53章 ハロウィンなんて嫌いだ🎃
俺はなんとか気を取り直して、用意してあったパンプキンパイをテーブルに置くと、それをハロウィン仕様の紙皿の上に取り分けた。
なのに…
「え〜、僕ポケ〇ンのお皿が良かったのにぃ…」
って…( ̄▽ ̄;)
「いいの、今日はこれで食べなさい」
わざわざ100均まで行って買って来たんだから…和のために…
「はぁい…。いたっきまーす…」
俺お手製のパンプキンパイを、和のが口いっぱいに頬張る。
「美味しい?」
「うん、甘くて美味しいよ?」
そっかそっか…、美味しいか(^-^)
「あ、今日の晩ご飯だけどさ…」
「まさか、カボチャばっかじゃないよね?」
(=◇=;) ギクッ
「ど、どうしてそれを…?」
確かに今日の晩ご飯は、南瓜尽くしだけとさ…
南瓜の煮物に、南瓜のサラダに、南瓜のスープに、南瓜の天ぷら、だからね?
でも和にはそんなこと一言も言った記憶はないんだけど…
「だってパパ単純なんだもん。どうせさ、ハロウィンパンティとか言ってさ、一人で盛り上がるつもりだったんでしょ?」
は、ははは…、バレバレじゃん(;^_^A
「で、でもな、和を喜ばせようとだな…」
…って、聞いてないか…
疲れるよね、眠たいよね…
付き合ってらんないよね…
はぁ…(o´д`o)=3
もうやんない!
ハロウィンなんて、もう二度とやるもんか。
…なんて言いながら、来年もまた同じことしてんだろうな、俺…
ま、それでもいいか(^-^)
それなりに準備は楽しかったし♪
ってことで、頑張ったパパにお菓子下さ~い(笑)
おわり♥