Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第39章 夏休みの宿題なんていらないもん
「ねぇ、パパぁ…」
一先ず様子見と思い腰を上げた俺を、和の情けない声が呼び止める。
「ここ分かんない…」
時計を見ると、もう五時を回っていて…
もうそろそろ晩御飯の支度に取り掛かりたいんだけど…仕方ないよね(;^_^A
「どれどれ? これはここをこうして、これをああすれば出来るでしょ? やってご覧?」
「はぁ〜い…」
よし、今のうちに…
「パパぁ…、これも…」
おいおい、次はなんだよ(;^_^A
「この字なんて読むの?」
それ、学校で習ったんじゃないの?
「教科書見ればいいんじゃない?」
「わかた…、教科書見る…。あ、でもこの問題…」
「もう、どれだよ…」
この調子だと、晩御飯何時になるか、分かったもんじゃないな…
「和、今日の晩御飯カップラーメンな?」
ハンバーグ作ってやるつもりだったけど、もう止めた!
「えぇ〜っ、ハンバーグは?」
「だって仕方ないでしょ?」
大体、誰のせいだと思ってんの?
自分のせいじゃんε-(´-`*)
「ほら、宿題やるよ?」
「はぁい…」
こうなりゃトコトン付き合ってやる!
俺は覚悟を決めて、和の宿題と向きあった。
つか、一年生の問題で良かったぁ…ε-(´∀`*)ホッ
これ、五年や六年の問題だったら、お手上げかも(;^_^A
ってよりも、親の苦労が増すだけの宿題なんて…やっぱいらねぇ(;^_^A
全国のお母様方、お疲れ様です by雅紀
おわり♡