Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第39章 夏休みの宿題なんていらないもん
「ど、ど、ど、どうしてパパにちゃんと報告しないの? ダメじゃん、黙ってたら」
お礼だってしなきゃなんないし…つか、何で松岡さんが?
「だってそ、おじちゃんがパパにはナイショね、言ったもん…。男の“ヤキニク”だって…」
男のヤキニクってなんじゃそりゃ…(;^_^A
「それを言うなら“約束”でしょ? つか、そう言われたって、ちゃんと報告はしなきゃダメなんだよ?」
だって俺、子供のこと何にも知らない親にはなりたくはない。
「分かった?」
「はぁ〜ぃ…。ごめなさい…(´._.`)シュン」
目の前で和が今にも泣きそうな顔で俯く…けど、和の名演技にも、パパは騙されません<(`^´)>
「じゃあ、もう映画観ちゃったなら仕方ないね? だから条件変えようか?」
「えっ…Σ(o_o)」
「来週のパパのお休み、遊園地行く予定してたよね?」
潤くんも誘って、行こうって約束してた筈だ。
「その日までに、宿題全部終わってなかったら、遊園地は無し。それでいいね?」
こうなりゃ、この手がダメなら、こっちの手作戦だ(;^_^A
さあどうする、和也くん?( ˆωˆ )ニヤニヤ
「わかた…。宿題やる…」
ゲーム機を閉じて、夏休みの宿題をテーブルに広げる和。
その手には、ゲーム機の代わりに鉛筆が握られている。