Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第33章 仙人てすごいのよ♪
早く学校に行かなくちゃ!
ぼくはいつもの待ち合わせ場所まで、忍者みたいに早く走った。
でも、まだ誰も来てないの…
どうしよう、早く学校に行きたいのに…
「あれ? サトくん今日は早いんだね?」
あっ、ショウくん!
「あのね、あのね、ぼく今日は早く学校に行かなくちゃなの! 行こ?」
「えっ、でもまだジュンとカズが…」
あ、そうだった…
まだジュンくんもカズくんも来てないんだった…
ああ〜ん、もお!
ぼくが一番がいいのにぃ!
「でも、たまにはいっか」
へ?
「先行っちゃお? 2人には後から“せってい”すればいいからさ(・ω<)-☆」
「うん!」
ぼくたちは、2人が来るのを待たずに、学校へと向かった。
いっぱいいっぱいいっしょけんめー走ったら、ちょっとだけお腹が痛くなっちゃったけど、学校には一番乗りすることが出来た。
ぼくは大急ぎで上靴に履き替えた。
右と左間違えちゃったけどσ(//ω//)テヘ
で、いつもは“走っちゃいけましぇ〜ん”て言われる廊下を、ショウくんといっしょに、やっぱり忍者みたいに走った。