Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第4章 ニャンとピョンだふる
「あのね、僕ね、この間ね、ずーっと隠してたお菓子を、マサキに内緒で食べたピョン…。そしたらピョン…お腹がキュルルーってなってね…」
えっ、それってタダの“腹痛”ってやつニャン?
妊娠じゃニヤいニャン?
「ごめんね、さとニャン…。ガッカリさせたピョン?」
すっかり垂れてしまったオイラの耳を、ショウがペロペロしてくれる…
でもオイラの耳は、ニャッてなることはなくて…
「ホントにゴメンね? 僕、妊娠してなくて…」
ゴメンばっかり言うショウの耳も、タラ~ンてなる。
「よ、良かったニャン。オイラ、ショウが死んじゃうじニャいかって、悲しかったニャン。でも、そうじゃニャいんニャよニャ?」
「うん。お腹が痛いのが治れば、また元気な僕に戻るピョン」
そうニャ。
赤ニャンは間違いだったけど、ショウが元気にニャれば、それでいいニャン!
「元気になったら、またイチャイチャするニャン!」
「ふふ、覚悟しといてピョン? 僕、元気になったら、さとニャンにニャンニャン言わせちゃいから♪」
望む所ニャン!
…って、オイラ今気付いたニャン…
ショウが妊娠することニャンて、あるわけニャいんじゃニャいか?
だって、オイラ…
「ニャッ…、気持ち悪いニャン…」
おわり♡