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君と回る世界

第4章 君と一緒なら…


コンビニにもう

村上さんが来ることは無いんだ…



そう頭で理解するまでは

朝いつもの時間になって

自動ドアが開く度


そわそわと扉を見つめていた…



でもそんな日々も


2日たち

3日が過ぎ

5日を過ぎた時



もうあのキラキラの笑顔を

私は二度と見ることが出来ないんだと

やっと気付いたんだ…



仕事が終わりロッカールームで

荷物をまとめていると

カバンに入れっぱなしのスマホが

チカチカと光り未読のメールがあることを

教えてくれる…



いくら未読のメールが入っていても

もうこれが村上さんからだと

期待したりなんかしない…



ため息をつきながら

10件以上あるメールを

1つづつ確認していくと


そのほとんどが

どこから私のメールアドレスを

手に入れたのか

岡村さんからのもので


その全部を読むこともなく

慣れた手つきで削除していく…



そしてその中に1つだけ

混じっていたすばるからのメールを

開くとそこには…




『この薄情もん!!

用事がなくても1日一回は

"元気ですよメール"を送れって

言うたやろ(笑)?

ところで今日俺夜暇なんやけど…

お前も暇やったら

久しぶりに一緒に飯食いに行きませんか?』



そんな…


お説教を兼ねた

ご飯のお誘いが書かれていて…




『私はいつでも忙しいです。

でももしどうしてもって言うなら…

行ってあげてもいいですよ(笑)?』




そんなメールを笑いながら返した(笑)
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