第1章 暗く淀んだ世界
今日もまた変わらない朝が来た…
私には毎日朝目を覚ますことが
苦痛でしかない
それでもいつものように
顔まで潜り混んでいた布団から
もぞもぞと抜け出し
ずるずると重い足を引きずり洗面所に向かい
顔を洗う…
タオルで顔に付いた水を拭き取り
鏡に映る自分の顔と対面し
ため息を吐き出す…
相変わらずの目の下のくまがひどくて
なんだか死人みたいな顔(笑)
私は私自身が嫌いだ…
じゃあ自分以外の人は…?
うん…大嫌いだ…(笑)
だって人はひどくめんどくさいから
女同士なら見栄の張り合い…
そこに男が入るともう見るに耐えない…
それが男女となれば
愛やら恋やら
男女間の友情の有無やら…
めんどくささは無限大に広がっていく…
だから人は嫌い…
人は…嫌い…嫌い…嫌い………。