第1章 出会い
私の名前は汀 夕鈴。
父の紹介でバイトをするため、王宮に来ています…
(やっぱり流石王宮…立派建物が沢山あるなあ)
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父『なあ夕鈴』
夕鈴「何?父さん」
『知人の紹介なんだが、高賃金ですごく割のいい仕事があるらしいんだよ!
やってみないか?』
「高賃金ですごく割がいい?
うーん…やってもいいけど…」
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結局あの仕事って…なんだったんだろう?
詳しくは採用後、とは聞いていたけど…
「すみませーん、私、短期バイトで来ました、汀 夕鈴と申します」
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「え⁉陛下の臨時の花嫁ですか⁉」
突然そう言われ、私は驚きの声を上げる。
李順『はい。人前では夫婦のように接していただくだけで結構なので』
眼鏡をかけている李順さんという人が平然と言う。陛下の秘書のような人みたいだ。
「そ、そんなの聞いてないんですけど」
『いやー、でももう採用しちゃったんで』
「えー⁉」
『というわけで、よろしくお願いします。汀 夕鈴さん』
(え、えーと…何というか頭がついていかないんですけど…)
こうして私のバイト妃生活が始まった。