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【R18】校舎内の秘密基地。 〈四葉 環〉

第4章 誰の仕業?


環くんに好きだって言われた。

それも友達じゃなくて1人の女性として。

好きな人に好きだと言われるほど嬉しいことはない。

私も環くんの言葉に返事を返すことにした。





「私も好きだよ。環くんこと…その…ひ、1人の男性として…。」

言い終えた瞬間私の顔から火が出た。


「それって…まじで言ってんの。」


「そ、そうだよ。私だって…環くんのこと好きだった。」


環くんも顔を赤らめている。

「夢じゃねーよな。」

「だからそーだって!!!」


恥ずかしくてたまらない私は、少しキツめに言葉をかけた。

その瞬間…









そっと…私の唇に 環くんの唇が重なった。


「ん。ちょ…んぅ…。」

私はなにがなんだかわからなくて… 環くんの胸をどんどんと叩いたけど…彼の体はたくましく、全く動かなかった。


最初はソフトだったキスもだんだん深くなってきている。

「…ふっ。 んぅ…。はあ…!」


呼吸ができなくなり、力ずくで環くんから離れると… また唇を重ねられた。



さっきより荒い呼吸を繰り返していた為、私の口内に環くんの舌がすんなりと入ってきた。


「やっ…ん…。はぅ…。」


歯列をなぞられ…舌を絡められ…オマケに体は 環くんの手が後頭部と腰にある為、全く身動きがとれない。


環くんからのキスに耐えていた私は、次第に体の力が抜けていき、1人では立てないくらいになっていた。


さすがに無理だと思った私は、環くんの腰に当てていただけの手を、環くんの首の後ろに回し、彼にしがみついた。



その瞬間。

環くんが唇を離すと、2人の間を銀糸が繋いだ。


「ねぇ。なにそれ。誘ってんの?」


私の、トロンとした目。赤く染まった頬。荒い息づかいに そう感じたらしい。


そして私に軽くちゅっとキスした後…

「教えてやろーか。誰があんなことしたか。」


急に真剣な顔になり、気まずそうに目線を逸らして、環くんが呟いた。

「知ってるの??」


「あぁ。俺も全校生徒敵ってわけじゃないらしい。俺のファンだってヤツが教えてくれた。あんまり嬉しくないと思うけど聞く?」

もちろん。復讐したいとかそんなのは無いけど…
知りたかった。

「うん。だれ?」



彼の言葉を聞いた瞬間。耳をふさぎたくなった。





「お前の親友だよ。」

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