第6章 世はクリスマス
兄「すまんな…耐えられへんかったみたいや」
白石「い、いえ…ええです」
兄「ところで自分、あいつが好きなんやな」
白石「え?!…あ、はい」
兄「可愛いやろ」
白石「はい…ああやって真っ赤になるんも…全部全部可愛いですわ」
兄「はは!よう言うなぁ!俺も母ちゃんもおるのに」
白石「あ!えっと…」
兄「気にせんでええ。あいつに好き言わせんのは相当根気がいるで?」
白石「はい」
兄「いくら時間かかっても…ずっと好きでいる自信、あるか?」
白石「あります」
兄「そか。なら問題あらへんな、母ちゃん」
母「ふふ、せやな」
兄「ただ、焦ったらあかんで?多分逃げるから」
白石「はい」
兄「ま、付き合うて報告楽しみにしとるわ。ケンヤより全然ええ男やし、安心やな」
ケンヤ「何で俺が出たんや!」
兄「自分はただのすじ男、スピード男やからな〜あかんわ〜」
皆「ははは!」
俺は今お兄サンとおばさんに凄い誓いを立てたんやな…
けど俺はホンマに自信あるで。