第5章 アタック開始や
佐々木「ホンマ…ごめん…」
白石「気にせんでええ」
佐々木「確かに力が……おまけに前が見えへん…」
白石「眠いんか?」
佐々木「眠くはあらへん…けど目ぇが…」
肩で息しながらボーッとしとる。
見てるこっちが辛くなるで…
佐々木「白石クンの…匂いがする…」
白石「何言うてんの」
佐々木「重くない…?」
白石「軽いで」
佐々木「白石クン…めっちゃあったかい…」
何急に積極的に話し始めたんや?!
俺が照れるで。
佐々木「なあ…何で私、自分に声掛けへんかったんか…わかる?」
白石「なんやいきなり」
佐々木「私な…?白石クンのテニス…好きやで」
白石「な…?!」
何言い出すんや!思わず足止めてしもたやろ!
佐々木「せやから……止めたく…なかったんや…」
白石「わ、わかったから黙っとき」
これじゃ俺まで変な熱出そうや…