第20章 誤解
白石「まずは俺の話聞いてくれへんか?」
佐々木「なんや、言い訳もちゃんと用意しとったん?…流石聖書白石やな」
白石「聞けや佐々木!」
佐々木「っ…」
白石「なっ…」
な…泣いとる…
白石「佐々木…ごめんな、俺…」
佐々木「謝った…やっぱそうなんや…」
白石「ちゃう!ちゃうんや佐々木!」
佐々木「こんなモン…もういらんやろ!」
手に持っとった袋を思い切り投げ捨てた佐々木。
白石「何すんねん!」
佐々木「なんや…私のなんかもういらへんやろ!!」
白石「んなわけないわ!ちょっとこっち来ぃ!」
佐々木「!!」
俺はなんとかわかってもらう為に…落ち着かせる為に抱きしめたんやけど…
佐々木「っ…離してや!蔵なんかもう知らん!大嫌いや!」
白石「佐々木…!」
俺の腕から離れて行ってしもうた…