第17章 挨拶
佐々木「カブちゃんの角だけ見えとる。ふふっ、頭寒ないの?カブちゃん」
白石「ん?あ、ホンマや。佐々木が来たから挨拶しとるんやきっと」
佐々木「ちゃんと潜らんとあかんで」
佐々木の言葉に反応したんかわからんけど、カブリエルはモゾモゾと中に潜ってった。
佐々木「カブちゃんも彼女欲しいんかな」
白石「せやなぁ、今年探したらなあかんな。自分みたいに可愛い子を」
佐々木「最後余計やで」
白石「余計なわけあらへん。俺の自慢の彼女やで」
佐々木「や、やかましいわ…」
白石「あ、照れとる」
佐々木「ふ、フン」
白石「何ソッポ向いとんの、こっち見てみ?」
佐々木「嫌や」
白石「俺にその照れとる可愛い顔見せてや」
佐々木「なっ!ようそう恥ずかしい事をサラッ……んっ」
白石「ごめんな、我慢出来へんかったわ…」
佐々木「て…大体は不意打ちばっかやけどな自分…」
白石「なら…今からはちゃうで…」
佐々木「ちょ!何その目ぇ…!」
白石「なんてな、続きは後にとっとくわ」
佐々木「あ、アホ!」