第4章 雪辱は必ず果たそうと
「じゃあ、お願いしますね!
そうだ!今日は洗濯をしないと…。
ここ、洗濯機がないので全部手洗いですからみんなで洗濯しましょう!」
ちなみに今まで脱ぎ着したものはそれぞれ洗面所にある洗濯かごに入れています。山盛りです。
みんな自室に戻り、わたしと乱はわたしの部屋に。
「えっと洗濯は服が濡れちゃうと思うので汚れてもいい服でするので、洗濯が終わってから着る服を選んでもらっていいですか?」
「はーい!えーっとねー」
色んな服を引っ張り出して、合わせてみてと色々と繰り返し、どことなく乱が着ている服に似たものを選びました。
制服みたいにつけるリボン、シャツに短いズボン。
昨日着た服と比べたらごろごろできるし着るのに抵抗がありませんね!
「ボクとおそろいね!」
と嬉しそうに笑っている乱を見たらもう嬉しくてしょうがないですよ!
「早くこれを着るためにも洗濯しないと!
えっと、汚れてもいい服…これですこれです!」
パジャマにするもよし、運動に使うもよしのジャージ様です。
わたしは寝間着を脱いでジャージに着替えます。
「あるじさん急に着替え出さないでよ!」
「えと、ごめんなさい…?」
吃驚したーと乱は言いますが…。
「一緒にお風呂に入った仲なのに、着替えで驚くんですか?」
「そういうことじゃないのー!
もーっあるじさんのバカー!」
「ええっ!?ご、ごめんなさい!
嫌わないでくださーい!」
難しい年頃というやつでしょうか…。
何とか機嫌をよくしてもらって、さっき脱いだ寝間着を持って洗面所に向かいました。
「お待たせしました!今日は予定がつめつめだと思うのでここからは急いでいきましょう!」
外…このお家の庭とかそういうところは初めてですね。
昔ながら~という手押しポンプと洗濯竿があるんですよ。
「折角ですし、踏み洗いしてみましょう!
踏み洗いなんて珍しいですし楽しみです!」
「ぼくもたのしみです!」
今剣の食い付きがいいですね!
「清光と燭台切、洗濯かご持ってくれてありがとうございます!
あっこの辺に置いてください!それからえっとー」
洗濯方法は政府に教えてもらいました。
洗濯機がないのでわざわざマニュアルみたいなものをもらいましたしばっちりです!