第2章 ファインダーの向こう[マサイ]
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「いや~!かわい子ちゃんだったね!」
「瑠璃にめっちゃ懐いてた」
日が暮れた公園、瑠璃と手を繋いで歩く
「…いい写真撮れた?」
少し心配そうな顔で瑠璃が俺を見る
「かなりいいのが撮れた」
「ほんとに?そんなによく撮れたんならシルク達に自慢しようかな」
瑠璃は俺と繋いだ手をぶんぶん振って嬉しそうに言った
でも
「だめ」
「え?」
「……俺が嫉妬しちゃうよ」
いつもは思っても絶対口に出さない言葉
さすがに引かれたかと思って、恐る恐る瑠璃を見ると
耳まで真っ赤になった瑠璃
「も、…もう!!!!//////」
「マサイくんのそういう不意打ちずるいと思う!!!/////」
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