第1章 ～初夜の声は、さらすもの。～

「もう、見てるだけじゃ
俺もこらえられないよ。
ちょっとお邪魔するぞ。」

孝一さんは、
四つん這いの私の身体の下に
仰向けに寝そべってきた。

そして

ペロ…チュウチュウ…

下向きに垂れて揺れている私の胸に
くらいついてきたのだ。

「あぁ、たまらない！
夢にまでみたはるかの身体だ！
このやわらかいおっぱい、
これから毎日触れるんだな。」

…孝一さん、
私も、嬉しいです。
もっと、もっと触ってください。

伸ばした舌が、
揺れる乳首に触れたり離れたり…
初めて経験する、愛する人とのふれあい。
こんな状況ではあるけれど
嬉しくてうれしくて…

「お、兄さんが乳首を刺激すると
ナカがギュッとしまるよ。
もっとやって。
そしたら俺、出してしまうかもよ。」

「そうか？早く出してくれるように…」

片方の乳首は固く尖らせた下でつつかれ、
もう片方の乳首は指できつくつままれ、

上の男性器も下の男性器も
激しく私の身体の中心に向かって
抽出を繰り返してくる。

まだ、
「気持ちいい」という感覚には
全然なれないというのに、
私の身体の中から、何か熱くて
ドロドロしたものが湧き出ているのは
わかる。

それが
グチュグチュというはしたない音を
たてているということも、
それを聞いて男の人たちが
興奮している、ということも。

口を男性器でふさがれているから
声は出せないけれど、
もし口が自由だったら、今、私は
悲鳴以外の声をあげているに違いない。

せめて、
その声だけは、
孝一さんに抱いてもらう時まで
他の人には聞かれないでいたい、と思った。

いくら家族とはいえ
孝一さん以外の人に抱かれて
感じている、と思われるのは
あまりに屈辱的だし、夫に対する裏切りだ。

そんなことを考えながら
突かれ続けていたら、
私のワレメに挿入している弟が

「ぁぁ、俺、イク、っ…」という
うめき声をあげ、それまで以上に
強く、早く、腰を打ち付け始めた。

口を塞いでいる方の弟の男性器も
それと同時に喉の奥ギリギリにあたり、

本当に、吐きそうになった時、

「ゥァッ…」という声とともに
打ち付けられていた腰が
1回、2回、3回…激しく奥にねじこまれ

また、
私の身体の中に生ぬるい感覚が広がった。