• テキストサイズ

【イケメン戦国】誘惑の華

第15章 Loved one 家康ルート



「信長様!囲碁の勝負を‼︎」
『ワシに勝負と挑むとは…くっ…受けて立とう』


「秀吉さん!お団子食べよう」
『あぁ、じゃあ茶を入れよう』

「政宗!この煮物美味しい!作り方教えて?」
『おお!いいぞ!』

「三成くん!私の読めそうな絵巻物あるかなぁ?」
『飛鳥様、ではご一緒にお探ししますね』

『今日も腑抜けた顔だな』
「もぉ!光秀さん酷い!からかわないでください!」




『何あれ。ムカつく。』


いつからだろう…飛鳥を一人の女子として見るようになったのは…
自分の気持ちに気付いた頃にあの一件があった。
とにかく必死だった。
必死で手当てをして少しでも傷が残らないように…
好いてる女の傷を早く治してやりたい一心で毎日治療した。

あれから月日は経ち飛鳥はすっかり元の元気を取り戻した。

ただ日増しに家康は不機嫌になる。

あの一件で城の皆んなが飛鳥を好いている事に気付く

何かあったら直ぐ治療できるようにと、しばらく部屋を飛鳥の隣にしてもらった事によって、毎日代わる代わる武将達が来るのを間近で見ていた

夜が明ける前、必ず飛鳥の部屋を訪れる信長

昼間は飛鳥の部屋で政務をこなす秀吉

朝早くから料理を作り部屋まで持ってくる政宗

書庫から飛鳥の好きそうな巻物を選び持ってくる三成

わざわざ遠回りしてまで部屋の前を通る光秀


その誰もが飛鳥に優しく囁いていく

『飛鳥…早く笑ってくれ』

その声を隣の部屋で毎日聞いていた家康

そんな誰よりも飛鳥を心配し、労って居たと思って居た。

なのに…
/ 297ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp