第7章 Important person〜そして…新しい日々
飛鳥はその暖かさに今までの自分に接してくれていた皆を思い出す。
秀吉さんは毎日私の頭を撫でてくれてた
政宗は毎日美味しいご飯を作ってくれた
家康は無口だけど毎日傷の手当てをしてくれた
三成くんは毎日いっぱいの本を持ってきてくれた
光秀さんは毎日からかいに来てくれた
皆んないつも通り飛鳥に接し続けてくれた。
「ありがとう…ございます」
その言葉を聞いて部屋を出て行こうとした信長を呼び止める
「あのっ!信長様」
振り返り なんだ? と告げる
「朝餉を…皆さんと一緒に…いいですか?」
ニヤっと笑いながら
『当たり前だろう。早よその顔を皆に見せてやれ』
「はいっ…」
ふにゃっと笑った
信長はやっと表情が戻った飛鳥を見て天守に戻りながら
(やっとあの顔が見れたか…)
安堵の息をついて歩いて行った