第50章 夢幻〜政宗〜
オマケ
「痛い…」
手首を撫でながら飛鳥が恨めしそうに政宗を見る
『悪かったって…』
城に戻り、手首や腰をさすりながらよろよろ歩く飛鳥。
昨夜の夜伽を思い出し頭をかく。
(かっこ悪りぃな…余裕なくなり過ぎた…)
『飛鳥!それどうしたの!』
前から来た家康が、飛鳥がさする手首を見て声をあげる。
「えっ⁈あの…えっと…」
顔を赤くして口ごもる飛鳥を見て事を察する家康が、政宗を睨む
『政宗さん…無理させないでって言いましたよね』
みるみる鬼の形相になっていく家康に
『やっべっ!飛鳥!後でな!』
慌てて逃げる政宗だった。