第4章 Important person〜戦慄
寒さで目がさめる
(ここは?…痛っ)
見慣れない天井
脇腹の痛み
すぐそばで人の気配がした
「うっ…」
『お目覚めか?』
ニヤニヤする数人の武士が飛鳥を見る
「ここは、ど…こなの⁈」
『お前に言う必要は無い』
起き上がろうとすると手が頭の上て紐で括られてる。
身の危険を感じ飛鳥が暴れる
「外して!!!!」
そんな飛鳥の声も聞こえてないかのように
1人が近づいてくる
「誰か!誰か助けて!!!!」
『うるさい!!!!』
思いっきり頬を叩かれる
口の中が切れて血の味がする
「ぅうっ…」
目の前がギラッと光る
刀を突きつけられてガタガタ震える
『このまま売り飛ばそうと思ったが…よく見れば上玉だな…楽しませてもらおうか』
着物の合わせが左右にはだける
白い肌と二つの膨らみが露わになる
「いやっ!」
『黙れ!』
刀が鎖骨を滑る
瞬間に鎖骨に熱さを感じ目の前の刀から血が垂れる
熱さと痛み…
恐怖で声が出ない
『見張れ!』
残りの武士が外に出るとニヤニヤしながら飛鳥に覆いかぶさった…