第3章 Important person〜不安
政宗は蕎麦屋の店主に飛鳥の服装や髪型を告げる
『あぁ、その方ならお昼位にいらしましたよ…あっ!その時に先程お伝えした野武士の様な輩に絡まれていたと…多分ですが…』
秀吉は慌てた様子で店主に詰め寄る
『その後は何処に行ったかわからぬか⁈』
いえ…と店主には首を振り、政宗達は店を出る
『秀吉、そんなに慌ててどうしたんだ?さっき聞いてたのは飛鳥の事だろ?』
『飛鳥が帰ってない。反物屋には行ったらしいがその後は…』
少し焦りながら秀吉が告げると、三成が
『甘味屋…確か飛鳥様は甘味屋に行くと…』
政宗は甘味屋と聞きいつか飛鳥を連れて行った甘味屋を思い出す
『甘味屋って城下外れの甘味屋か…?』
林の小道を通る甘味屋
嫌な予感が確信に変わる
夕暮れ…林…野武士
『三成!御屋形様と家康に報告!』
『御意』
三成は急いで家康の御殿と城に戻る
『政宗!甘味屋に急ぐぞ』
『あぁ!』
2人は急いで甘味屋に向かった