第1章 目覚め
まぶしい…。
大きな光が私を照らしている。
何故か逃げだしたい、気持ちになる。
周りにはマスクをして、青い帽子に青いスモッグの様なものを着た 複数の男女が私を見ている。
とにかく、うえから照らす光が眩しい。
反対に周りは薄暗く
その分天井についているライトがの眩しさが
痛いくらいに
明るかった。
音は何も聞こえない。
私は自分が何故ここにいるのか、
私を見つめている
男女が誰なのか
なんて何も知らない。
ここにいる意味なんて知らない。
そこは、病院だった。
産婦人科だ。
何故なら、私は今生まれたばかりなのだ。