第2章 Tetsuya & Taiga
男はマフィアの一員だった。
しかし金欲しさにうちの情報を高額の金でやりとりしていたらしい。
「お疲れ、2人とも。」
これが我がボス、赤司征十郎君。彼はあまり人を信用することはありません。しかしファミリーのみんなのことは信じると決めているんです。彼を傷つけたくない。だからファミリーを、赤司君を裏切る事は絶対に許しません。
「赤司君、大丈夫ですか?」
「あぁ、心配ないよ。」
あいつが最初に気づいた。そして俺たちに殺せと命じた。その時、あいつの目がどこか曇ったのを俺たちは見逃さなかった。
「気にするなよ、あんな奴。」
「そうですよ。今日はもう休みましょう。おやすみなさい、赤司君。」
ボスは僕たちの全てです。
だから絶対に守り抜く。