第28章 運動会
先程言っていた板ですが、それは節分でやっていた板のそれと同じ原理です。
まずは各々が取った点数を確認、そして各々の組へ分け、総合的に清算。
以上に伴い、あのような計算式の表示が行われているのです。
総合点表示
白999990、青1000000
個人種目点数加算
白組、100000+10×89-90×811=100000+890-72990=27900
青組、100000+10×91-90×809=100000+910-72810=28100
団体種目点数加算
白組、27900+10×97220-10×11=999990
青組、28100+10×97211-10×21=1000000
といったように、新たに電光板に団体種目点数加算が加わりました。
9万も入れれていたのですね。
いえ、最終的に籠に残った玉の数(1個につき10ポイント)と
入れるのに成功した際の『個人的に加算された10ポイント』の回数
それらの総合だから一概にそうとは言い切れませんでしたね。
籠は3m四方で高さが1mだった為、非常に入りやすく
玉を投げ入れる人にパスで投げ渡す等は加算に含まれてませんが、その分点数には繋がっていたのでしょう。
ケイト「おっしゃ100万ポイントォ!!」
クライン「くっそぉ!あと10ポイント!!」
アルゴ「ふふんっ」にや&キラーン←どや顔
ケイト「アルゴの奴…見事に邪魔してきたな;」
クレハ「モンスターの囮にあえてなり、他のプレイヤーの投げる軌道に合わせて入って人為的に当てさせ、減点を増やすとは…
ヒースクリフの入れ知恵でしょうね;」
そういった会話をしている折
ヒースクリフはこちらを見ながら、ふふっとほくそ笑んでいました。
しかし、こちらもこちらで合わせて投げて妨害したのでお互い様です。
ケイト「ぐぬぬ…次は完膚なきまでに!」
クレハ「ええ!」
そう叫びながら拳を強く握りました。
こういった連携の成功から
心なしか結束が強まり、より一致団結できた気がしました。