• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第26章 攻略再開





ケイト「子供でも情報集めの部署についてもらってるけど、話下手の人もいるからね。
気分転換に案山子作りの仕事を任せようと思う。

金額も追加してね」

『なるほど』


ケイト「まあいずれにせよ…
狩りのついでに案山子アイテム使用で確認してもらって、それを届け出れば報酬追加で儲かりまっせって感じの話だ。

それを今日のウィークリーアルゴで書いてもらったんだ♪」ウィンク

キリト&アスナ『金のジェスチャーって…^^;』


クレハ「実用化に移行させる為の治験というわけですね」

ケイト「イエス!b」

そうして意気揚々と話し込んでいる中、その日の内に実験を行うことになりました。


56層のフィールドボスがいるエリアにて、案山子アイテムをセット。

光でダッシュして離れた所、ボスが案山子に襲いかかりました。


その光景を前にした言葉は以下の通り。



ケイト「やった、成功だ!」キラキラ

クレハ「ええ」微笑

キリト「おおー、こんなにうまくいくとは…」

アスナ「これで攻略もやりやすくなるね!」

キリト「というか、下手したらこれまでの常識が変わるぞ」

その冷や汗交じりに呟かれたキリトの予測は、的を射ていました。



案山子アイテムを敵前の地面に投げつけて発動。

折りたたまれていたそれが立ち上がり、プレイヤーと同じ外見のそれとなる。


その新たに目前に現れた疑似餌ならぬ『疑餌プレイヤー』たる案山子に敵の目が釘付けになり

その隙に死角である後ろに回った直後に仕留めるといった方針が広まりました。



そのケイトが作った《案山子》というアイテムは『即座に出せる折り畳み式』で
『地面へと投げつけ、その地面に触れた瞬間に外へ展開する型』になっています。

大きさは転移結晶よりも小さく、持ち運びにも向いており
その重さも0に近いことから非常に有用性があるとのことでした。


それはデュエルでも使われ、その突如として現れた遮蔽物によってできた死角を利用して仕留める人も現われました。

しかし、中にはその使用方法を卑怯だと咎め、奮起する人もいたので
その時には予めアイテム使用がありかなしかを限定しておくよう伝えておきました。



いずれにせよ、この《案山子》というアイテムは

『身代わりアイテム』として、今までの常識を一変させたことに違いありませんでした。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp