第4章 攻略組
キリト(さてと、久しぶりにケイトの料理を食べるかな)
そう思いながら、ケイトのいる食堂へ向けて足を進める中…
普段ならありえないものを見た。
キリト「!!って何だこの列は!?;」
「おいコラ!抜かそうとしてんじゃねえよ!」
「ちゃんと並べ!」
ギャーギャー!!
その喧騒に、思わず最後尾に並んだわけだが…
キリト(遠すぎる!!;)
ディアベル「あ。君も来たんだね」
キリト「あの、これってなんの;」
ディアベル「はい、1063番」
そう言われながら、紙切れを手渡された。
おそらく、整理券の類なんだろうけれど…
何の列なのかもわからないまま並んでいたわけで……
凄まじい長蛇の列をなしていることは、言うまでもなかった。
キリト「…一体、何の列なんだ?これ」
思わず、冷や汗交じりに一人で呟く中
それに前後から反応が返ってきた。
ふと後ろを振り向くと、そこには既に凄まじい人数の列が並んでいた。
「知らないで並んでたのか?
俺はな…餃子に春巻きにチャーハンに小エビの天ぷらにラーメン食べるんだよ!」キラキラ
キリト「へー」
今度は中華料理全般をコンプしたのか?
「ふっ。俺は…味噌汁にご飯に焼き魚に…肉じゃがだ!!」
今度は和食か!?;
キリト「和食に…中華?;
…どういうことなんだ?;)
????」
事情を知らない俺は、?を頭の上に浮かべるばかりだった。