第20章 ピックアップ記念スペシャル
250レベル用ソロクエストの件についてですが
ポケットに触れた途端に回復結晶が外に飛び出すという装備が作られました。
というのも、当時のボス戦では出す間もないぐらいだったからこそ作ったそうで…;
ヒースクリフ「なら、複数人数ならばどうだろう?」
その意向から、52層ボスが次の攻撃で死ぬ程度まで弱らせた後に外に出て、後衛に爆缶を投げさせてクリアさせた0秒後
最も戦力となる人員達と共に手を繋いで光を付与して、扉が閉じた瞬間に再びボス部屋へ入った結果…あるにはあった。
ですが…ソロよりもとんでもない相手で、爆缶を使っても全くHPが削れない、その上ケイトのあれでもHPが100万分の1しか減らない=無理ゲーでした;
なので、一つの案を出した。
クレハ「ケイト、前にエメラルド入手クエストでクラインへ光を使っていましたね?」←光でボスに対処中
ケイト「ん?うん!」←クレハと同様に囮中
クレハ「有力な人n
ケイト「あ!手を繋がせて全員にやればどう!?」
クレハ「やってみる価値はありそうですね」ふっ
やる気満々の人達に対し、手を繋ぐよう要求し
その直後、光を使いました。
行動を終えたパーティは手を繋いで待機、その瞬間に光で私かケイトの近い方が移動と共に着地、同時にその手を取る。
そして着地と共に自然と光が解ける中、再び光を発動。手を繋いだ全員が光状態になる。
といったことを繰り返して頑張った結果…
倒すには倒せましたが…2年半もの月日が過ぎたような体感に倒れる人が続出してしまいました。
(実際の時間は1時間15分)
ケイト「溜息)はー。倒すには倒せたけど…何これ;」
その視線の先には…どちゃーという音と共に横になった、死屍累々のプレイヤーの姿でした。
クレハ「無理もないでしょう。
いきなり体感時間と実際の時間の多大なずれに直面したんです。
倒れない方がどうかしています。私達だってそうだったでしょう?」
ケイト「んー;そうだね;
でもこれは流石に慣れないと…;」
『無・理!!』ぜへーぜへー
息絶え絶えになりながら返ってきた言葉は、否定の言葉で…
そこにはヒースクリフも居ました。
流石に、このような事態になることまでは把握しきれなかったのでしょうね…;
こうして、大晦日の朝は始まりを告げました。