第19章 正体
~おまけ~
・餅つき大会
素材を集めた後で餅つきをすることになり
キリトとアスナ、シリカやリズベット達が自ら率先してやってくれてはいたものの
やはり私達よりは遅かった。
何故かというと…
ケイト「神速格闘術最上位移動技、光をアイテムへ付与!」
ぼぉっ!!(光発動)
『ええ!?;』
ケイト「えへへ。
あの250レベルのイレギュラーボス戦の時、光を短剣に纏うように意識しなくても、光が発動した当時に短剣を持っていれば自動的に効果が付属されてたから(519ページ参照)
手に持ってさえいれば、『光が発動した当時に自動的に効果が付属できるのかな?』って考えてやってみたんだ。
そしたらできた!^^」
クレハ「相変わらずの規格外ですね…(苦笑&汗)
まあいいです。一緒にやりましょう!」ぐっ!
ケイト「うん!」ぐっ!
そう腕を相互に絡み合わせながら叫んだ後、私達は同時に光を起動。
餅のアイテムは動かされないから光が解けることはない。
一部でも離れて着地したとしても、その地点は同じなのだから『移動していない』と判定されることで光が解除されないままでしょう。
なので、やったことはというと…
ケイトが杵を、私が水を入れた桶を持ったまま光を用いて
ケイト&クレハ『はい!はい!はい!はい!』
交互に凄まじい勢いで次々に仕上げていき、あっという間に50万もの餅が完成しました。
キリト「…俺達、要らなくないか?;」
クレハ「いえ、居てくれた方が助かります。
運ぶのが面倒なので。光を使えば一瞬ですが」
年越しそばでもまた、同様のことが起きましたが…
モンスターを狩ったり、草などを収集したりするなどの『材料集め』の方を率先して手伝ってくれました。
おかげで私達は作る方に専念できました。
有能な方ばかりで、本当に助かります。