第18章 アインクラッド国?
ケイト「休暇!!それ休暇!!!」
『休暇!!休暇!!!休暇!!!!休暇!!!!』
キリト「何でそんなに意気投合して…
俺も入ってもいいか?」
ケイト「いいともー!!」拳振り上げる
その中には見知っている顔ぶれも多々いた。
のですが…
ある者達は目の前の急激過ぎる変化についていけず傍観し(アスナ、シリカ、リズベット、エギル)
またある者達はここぞとばかりにケイト側に着こうとし(キバオウ、風林火山の面々)
挙句の果てには楽しそうだと笑いながら参戦する人達まで;(ヒースクリフ、ディアベル)
暴動にも近い形で、文字通り暴走していました。
ケイト「終日休暇をよこせええええええ!!!!」
『我らに休日をおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
アスナ「凄い暴動になってるけど…どうしよう;」
目の前の大軍が声を揃えて叫ぶ中、それにおろおろとしていた。
それを見た私は、行動を移すことを決めた。
クレハ「このまま放置しておけば大変なことになるのは火を見るよりも明らか。
仕方ありませんね」
そう言いながら壇上に上がり、ケイトがそこへ放置したマイクを手に取った。
ケイト「休暇をよこせえええええ;;」ぐすぐす
もはや泣き落としに近い形になりつつあるケイトのそれに、私は答えた。
クレハ「無理です^^」きっぱり
『えええええええええええええ!!!!!??;』
クレハ「いいですか?よく考えて下さい。
今この社会が成り立っているのは各々の協力があってこそに他ありません。ですがそれを放棄するとあらばその秩序は崩壊し、人手不足に伴い瓦解してしまう可能性が上がります。その上、今までできていた『普通』が壊れてしまうだけでは飽き足らず警備等の管理不足から争いの原因にもなりかねません。他にも今まであったイベント、それは各々の協力があってこそです。全員が同時に休暇を取ってしまえば連携等の手段はとれず
それこそ何も出来ません!!」
ケイト「ぎゃみゃああああああああ;」
それを聞いたケイトを含めた多数のプレイヤーは
余りの弁論の長々しさと早口で述べられる言葉の数々に圧倒されているようで(押し潰されかけているようにも見えるが)
私から見て、共に後ろ側へ引いているのが見て取れました。