第17章 不測の事態
2023年12月17日AM10:00
ケイトが起床したようで、私の顔を覗き込みながらある行動をしていました。
それに私は飛び起きたわけなのですが…
その内容はというと;
ケイト「ひっく:えっぐ;;
ごめんね;;ごめんね、クレハ;;;;」
クレハ「!!?;」ぎょっ!!!
いきなり謝罪をしながらのケイトの顔のドアップ
それに加え、ぼろぼろと涙を流しては頬にぼとぼとと止めどなく落ちていった。
それらにより、目を覚ましたわけなのですが…;
何事かと思って飛び起きてから時刻を確認すると合点がいきました。
クレハ「あの…;
寝過ごしたぐらいでそんなに謝らなくともよいのですよ?;」
今日はボス戦に行く日で、10時15分に行こうとの話があった。
その為そう解釈しながらそう言ってからそっと頭を撫でましたが
当の本人はそのつもりではないようで、プルプルと両の拳を強く握り締めて震えたまま、涙を流したまま首を横に振りました。
クレハ「?;」
ケイト「クレハ…死ぬゆめ、みたっ;;ひっぐ;;」
肩を震わせながら、詰まる声で必死に紡がれた言葉に私は眉をひそめた。
クレハ「そんなこと、気にしなくてm
ケイト「私のせいでごろされたんだ;;」
クレハ「!」
ケイト「私…大事、して…で、狙われて;;
人質、利用;;
結局、殺されっ;;
あああああああああああああああああああああああ;;;;;」
とぎれとぎれながらも発した後、感極まって慟哭が響き渡った。
その言葉から、私はようやく理解しました。
どうやらケイトが見た夢というのは
ケイトの力を狙っている人がいた→ケイトと仲のいい私が狙われた→結果殺された。
ということのようで、ケイトは護れなかったことを悔いてか、私が死んだことを哀しんでか、自分では涙を全く止めれないようでした。