第16章 時期外れのイベント
バチバチバチバチ
激しく火花が散り合う中、花火が暗闇の空に上がった。
その火花はどこか黒く、花火のそれとは全く異質のもののように感じた。
まあ、実際にそうなのだが…;(もぐもぐ)←まだ食べてる
クレハ「地元に居ながらケイトを助けようともしなかったクズと同じなのに、ですか?」
キバオウ「そりゃ同じ学校やなかったんやから気付かんわ!!;」
クレハ「気付かなければ、知らない人がそのような思いをしていてもいいと?
そのような無粋な考え方をするような輩には特に触れさせたくはありませんね」
キバオウ「なんやと!!?」
ケイト「ま、まあまあ;せっかくのだんじり祭りなんだからさあ;」
クライン「落ち着けって;そりゃ確かにクレハの口は悪いけどケイトのことを想ってこそで;」
キバオウ/クレハ『邪魔すんなや!!!/邪魔しないで下さい!!!』
両手を前に出し、あわあわ止めに入ろうとする二人だったが
ぴしゃりとシャットアウトされていた。
キリト「ありゃ揉めるな;」たらーり
アスナ「キリト君、料理持ってきたよ^^」
キリト「ああ。ありがとう」
もぐもぐ
キリト「!おいしいな!//」ぱああ
アスナ「でしょう!?^^
ケイトちゃんが地下洞窟で見つけた新たな材料もつぎ込んでて、隠し味に加えることに成功したのよ!//」キラキラ
キリト「へえ。流石だな」もぐもぐ
アスナ「新たな肉も発見してね!それがホルモンにそっくり!!」
キリト「へえー」もぐもぐ
アスナ「もー!ちゃんと真面目に聞いてる?」
キリト「聞いてますよー」もぐもぐ
アスナ「食べるのに熱中してるじゃない!(じとー)
もお!」ぷく~
キリト「っぷw
ハムスターみたいになってるぞ?^^//」くすくす
ついっ(頬をつつく)
アスナ「笑わないでよ!
こうなったの、キリト君のせいなんだからね!」ぷいっ
キリト「機嫌直してくれって^^
ほら、ホルモン肉一緒に食べよう」微笑
アスナ「ん……今回だけだから!!」
キリト「はいはい^^
あーん」さっ
アスナ「!!!?//////」ぼんっ!!!
キリト「?どうした?」←無自覚
アスナ「な、何でもないわよ!//」ぱくっ
もぐもぐ
アスナ「!美味しい!!」キラキラ&口元押さえ
キリト「だろ!?」キラキラ
そうして俺達『二人』は、平穏な夜を過ごした……