第15章 強さ
人の気持ちを考えられる思慮深さ
人に寄り添え、優しく出来る強さ
それらが彼女の武器だと、私は思います。
彼女がいなくなったあの時、
黙っていなくなり、死を偽装された時
誰もが哀しみ、死のうとさえ言いだす者まで出る始末。
元気付ける側の私もまた、一人の時に生命の碑に出向き…彼女の死を線から感じ、涙を流した。
ただ、一つだけ違っていたのは…
彼女についての記憶がない人がいたこと。
それがいたからこそ、普通の死ではないと感付くことができた。
アルゴがいなければ、グレイクがいなければ私にまで伝わっていることはなかったでしょうが…
だからこそ、希望を持つことができた。その希望がたとえどんなに小さくとも、信じることができた。
それほどに、あなたという存在は大きかった。
ケイト「う~ん。いっそのことならバンジージャンプみたいにするかな?」
キリト「いやいや!;いくらなんでも潰れるだろ!;」
ケイト「ふっ」にや&キラーン
クレハ「また何か予測のつかない事でも?」
ケイト「イエス!b
はい!ではこちらの商品、なんとありとあらゆる衝撃を吸収します!
一番脆いので有名な腐った卵!こちらはSTR0の私でも…
ぱりぃん
はい、この通り簡単に割れてしまいます!
ですが、ある素材で作りましたこちら、超薄型衝撃吸収マットにくるめば…
つん
この通り割れることもありません!」
アスナ「わあ!凄い!」キラキラ
それらの流れがあまりにも自然で、滑らかで
キリト「これは…;」
クレハ「テレビの通販?;」
それに口をそろえて思わず呟く中、それは続いていった。